二変量解析および多変量解析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 22:55 UTC 版)
「要約統計量」の記事における「二変量解析および多変量解析」の解説
標本が複数の変数で構成されている場合、記述統計を使用して、変数のペア間の関係を記述することができる。この場合、記述統計には次にあげるようなものがある。 クロス集計表と分割表 散布図によるグラフィカル表現 依存性の定量的尺度 条件付き分布の記述 単変量解析と二変量解析を区別する主な理由は、二変量解析が単なる記述的な解析にとどまらず、異なる二つの変数間の関係を記述することである。依存性の定量的尺度には、相関(両方の変数が連続型の場合はピアソンのr、一方または両方が連続型でない場合はスピアマンのrhoなど)と共分散(尺度変数が対応していることを反映する[訳語疑問点])がある。回帰分析では、勾配も変数間の関連性を反映する。標準化されていない勾配は、予測変数の1単位の変化に対する目的変数の単位変化を示す。標準化されている勾配は、この変化を標準化された単位(zスコア)で示す。大きく歪んだデータは、対数をとって変換されることがよくある。対数を用いると、グラフはより対称的になり、正規分布に近くなるので、直感的に解釈しやすくなる:47。
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