事業移管に至る経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 05:48 UTC 版)
「星野アイエヌジー」の記事における「事業移管に至る経緯」の解説
WiNDyは星野金属工業株式会社が1997年に販売を開始したCPUクーラーの製品名であったが、1998年に株式会社星野精工をソルダム株式会社と改称した際にブランド名とし、製造部門が星野金属工業、販売部門がソルダムの2社体制となった。1998年に販売を始めたPCケースは当時としては高価ながらも品質が高く、PCパーツの中でも一定の存在感を持つ製品を販売していた。2000年頃までは大幅に売上を伸ばすことに成功した。 だが、ソルダムは自社で通販サイトを展開していて、その販売価格が店舗での卸値並みに安く設定されていたため、ユーザーは割高になる店舗での購入を避けて通販サイトへ流れるようになり、そのため、店舗での取り扱いを中止するショップが多くなっていき、自社通販サイトでの廉価販売に頼らざるを得なくなった。2006年に星野金属工業が倒産した後は、製造を外部委託に移行していたが、品質の悪さが目立つようになっていた。外部委託後も自社通販サイトでの廉価販売を継続した結果、利益を確保できなくなり委託した製造会社が撤退したのが主なソルダムの倒産要因とされている。 ソルダムが倒産する前に作られていたウィンディディヴェロップメント株式会社に社員や資産を移管し、社名変更を行ったのが星野アイエヌジーであったとされており、ソルダムの倒産後に代表取締役であった星野泉は、星野アイエヌジーへの移管から同社のアドバイザー兼チーフプロデューサー有海啓介と名乗って活動していた後、2010年5月に星野アイエヌジーの代表取締役に就任する形で社長に復帰している。
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