乾式単板クラッチ
フライホイールとプレッシャープレートの間に、クラッチディスク1枚が配置されているものをいう。プレッシャープレートとクラッチディスクが1組使用されていることから、単板式という。構造が簡単で軽量で、プレッシャープレートの動きが少なくてすみ、クラッチの切れがよく、変速操作が素早くできる。また、摩擦係数が湿式に比べ比較的大きく(乾式約0.3、湿式約0.13)、伝達トルク容量が大きく設定できる。しかし、オイルが付着すると摩擦係数が下がりクラッチ滑りが発生するので、グリスの付着などには注意が必要である。量産MT車に使われているクラッチは、現在ほとんどこのタイプである。
参照 湿式クラッチ
乾式単板クラッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:50 UTC 版)
「BMWモトラッド」の記事における「乾式単板クラッチ」の解説
エンジン縦置きレイアウトではエンジン・クラッチ・変速器が縦に並ぶため、一般的な湿式多板クラッチより薄くできる本方式を採用している。エンジン横置きのKシリーズや水冷化されたボクサーエンジンでは厚さに余裕ができた代わりに直径を小さくする必要があることから、湿式多板クラッチを採用している。
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