主張・方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/07 18:14 UTC 版)
GAMはアチェ州の分離独立の根拠としてアチェ王国の主権委譲の経緯をあげていた。アチェ王国のスルタンはかつてオランダに投降したが、彼らの主張ではこのときアチェの主権を委譲する手続きが行われておらず、アチェ王国はオランダ領東インドに組み込まれていないとされている。したがって、オランダ領東インドの主権がインドネシアに委譲された際にアチェ王国の主権も共に委譲されたのは無効だという。 1999年1月末にアチェ学生団体が開催した全アチェ学生青年会議では、アチェの政治的地位はアチェ住民による直接投票で決定するのが最良だと結論が出され、アチェ住民投票情報センター (SIRA) が結成されて地域住民に向けて住民投票実施のキャンペーンを行った。これに対しGAMはアチェは既に独立しているので総選挙は不要だと主張した。だが、SIRAの主張が地域住民に浸透し、住民投票を支持する他の団体が現れ、GAMも民主的かつ平和的な方法として住民投票を支持するようになった。
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