中東の音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/22 15:46 UTC 版)
現在の西欧音楽での四分音の使用が最近のことで実験的な現象である一方、四分音やその他の微分音の音程はイラン(ペルシア)やアラブ世界やアルメニアやトルコやアッシリアやクルディスタンやその近隣で、何世紀にも渡り旋法の中で重宝されてきた。それは現代の中近東ポピュラー音楽でさえ、調律に微分音を用いて続いている。 多くのアラブのマカーム(旋法)は以下の4分の3の大きさの音程を含む。なお便宜上、四分音下がるフラットはqと表記するが、この表記は一般的なものではない。 ショール (バヤーティー) play[ヘルプ/ファイル]شور (بیاتی)D Eq F G A Bq C D フサイニー シーガー play[ヘルプ/ファイル]سيكاهEq F G A Bq C D Eq ラースト play[ヘルプ/ファイル]راستC D Eq F G A Bq C下降形ではB♭がBqに置き換わる アジャム サバー play[ヘルプ/ファイル]صباD Eq F G♭ A B♭ C D イスラーム哲学者で科学者でもあるファーラービーは、多くの四分音を挙げて、多くの音程について音楽についての著作で解説した。 アッシリア/シリア教会音楽音階: 1 - Qadmoyo (バヤーティー) 2 - Trayono (Hussayni) 3 - Tlithoyo (シーガー) 4 - Rbi‘oyo (ラースト) 5 - Hmishoyo 6 - Shtithoyo (アジャム 7 - Shbi‘oyo 8 - Tminoyo
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