中型ノンステップバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 05:03 UTC 版)
「ノンステップバス」の記事における「中型ノンステップバス」の解説
中型ノンステップバスは、現在ジェイ・バスのみが製造しており、各地のバス事業者に導入されている。 中型バスは、大型バスに比べてエンジンやトランスミッションが元々コンパクトであるため、中型ノンステップバスではそのコンパクトな機類を車体後部にうまく納める事により、大型ノンステップバスに比べデッドスペースが少なく、ノンステップ化による収容力低下も大型バスに比べ少なく抑えられている。大型バスに比べて中型バスのノンステップ化は進まなかったが、1999年の「平成10年排出ガス規制」対応時に各社ノンステップバスをモデルに追加した。 日野と三菱はエンジンを横置きに搭載してアングルドライブで駆動する構造をとることでリアオーバーハングを短縮している。日産ディーゼルといすゞはそれまでのワンステップバスを改良する事により、前中扉間をノンステップ化している。 その後、2004年の「平成15年排出ガス規制」対応時に三菱ふそうは従来の横置きエンジンのMJ系から、縦置きエンジンのMK系に変更され、ノンステップエリアは前中扉間のみとなった(エアロミディMKノンステップ)。前後して日野もレインボーHRを直列6気筒の横置きから5気筒の縦置きエンジンに改めている。 三菱ふそう・エアロミディ(神姫バス) いすゞ・エルガミオ(福島交通) 日野・レインボーHR(日ノ丸自動車) 日産ディーゼル・RM(丸建自動車)
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