中国の族譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/22 09:36 UTC 版)
殷代にはすでに表面に系図の刻まれた金属製の武器が見つかっているが、譜牒が成立したのは西周のことである。 隋唐期には系譜が重んじられ、系譜が家蔵されるようになり、官製・私製のさまざまな系譜が作られた。 明清期には宗族の観念が隆盛を迎え、全ての宗族の男性の諱、字、生辰八字、卒年、妻子、墳墓、業績、家訓等々のさまざまな事柄が詳細に記載されるまでになった。 中華人民共和国の成立後、文化大革命のさなかには、破四旧(旧思想、旧文化、旧風俗、旧習慣の打破)運動によって、多くの族譜が破棄、時には焼却され失われた。 もっとも古くから完備している族譜としては孔子世家譜があげられ、これは王族以外でもっとも長い家系図としてギネスブックに記載されている。
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