中和 (化学)とは? わかりやすく解説

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中和 (化学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 21:36 UTC 版)

水酸化ナトリウムと塩酸の中和反応。指示薬はブロモチモールブルーである。

中和反応(ちゅうわはんのう、英語: neutralization reaction)は、塩基(アルカリ)がを成する化学反応である。ほとんどの場合、同時に水が生成する。アレニウス酸と塩基の中和は、必ず水と金属塩を生成する。

多くの場合、中和反応は発熱反応である。例えば、水酸化ナトリウム塩酸の中和などが挙げられる。しかし、炭酸水素ナトリウム酢酸の中和などのように吸熱反応となる中和反応も存在する。

中和反応は、その結果必ずpHが7になるというものではない[1]。最終的なpHは反応物の酸と塩基の強さによって変わる。

化学における主要な化学反応には、他に『酸化還元反応』などがあるが、中和反応と酸化還元反応はまったくの別物なので、注意されたい。中和反応は、酸化還元反応とは異なり、反応物構成元素酸化数が変化することは絶対にない。また、『酸性かつ酸化剤水溶液』『酸性かつ還元剤の水溶液』『アルカリ性かつ酸化剤の水溶液』『アルカリ性かつ還元剤の水溶液』は、いずれも実際に存在する。(具体例は、順に硝酸硫化水素次亜塩素酸ナトリウム硫化ナトリウムなど)

概要

定義

アレニウスの酸は水溶液中で水素イオンを生成するものと定義される。塩酸硫酸はアレニウスの酸の例としてよく用いられる。それは、それらの酸が水溶液中で次のように電離する。



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