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中原尚哉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 01:43 UTC 版)

中原 尚哉(なかはら なおや、1964年6月8日[1] - )は、日本のSF翻訳家。自称「スペオペ翻訳業者」。 日本推理作家協会会員[1]群馬県在住。

略歴

福岡県山門郡生れ。

1987年東京都立大学人文学部卒業。 東京都立大学SF研究会、及び小川隆が主催する英米SFの新作を紹介研究するファングループ「ぱらんてぃあ」出身。

1987年、「SFマガジン」にジェイムズ・P・ブレイロック『ペーパー・ドラゴン』の翻訳を発表して翻訳家デビュー。 2017年、翻訳を手がけたピーター・トライアス英語版『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』が第14回本屋大賞翻訳小説部門で第2位に選ばれる[2]。 2021年、マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。

翻訳

  • 『ドライ・タウンの虜囚』(M.Z.ブラッドリー 東京創元社、創元推理文庫、ダーコーヴァ年代記) 1987年
  • 『ホークミストレス』(M.Z.ブラッドリー 氷川玲子, 中原尚哉 訳 東京創元社、創元推理文庫、ダーコーヴァ年代記) 1988年
  • 『シャドウアイズ』(キャスリン・プタセク、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1989年
  • 『ルソン沖の決戦』(ハリー・ホームウッド、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1991年
  • 『サイレント・シー』(ハリー・ホームウッド、東京創元社、創元ノヴェルズ)1992年
  • 『ナイトストライク』(グレゴリー・G・ヴァニー、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1993年
  • 『ダーティー・トリック』(マイクル・ディブディン、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1993年
  • 『リボーン』(F・ポール・ウィルスン、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1995年
  • 『太陽と月のアラベスク』(リサ・ゴールドスタイン、早川書房、ハヤカワ文庫FT) 1995年
  • 『大暴風』上・下(ジョン・バーンズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1996年
  • ソニック・ユース・ストーリー』(アレック・フォージ、リットーミュージック) 1996年
  • 『聖なる血』(トマス・F・モンテルオーニ、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1997年
  • 『マウント・ドラゴン』上・下(ダグラス・プレストン, リンカーン・チャイルド、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1998年
  • 『アヴァロンの戦塵』上・下(ラリー・ニーヴン, ジェリー・パーネル, スティーヴン・バーンズ、東京創元社、創元SF文庫) 1998年
  • 『タイム・シップ』上・下(スティーヴン・バクスター、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1998年
  • 『極微機械ボーア・メイカー』(リンダ・ナガタ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1998年
  • 『幻惑の極微機械』上・下(リンダ・ナガタ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1999年
  • 『氷河期を乗りきれ』上・下(リチャード・モラン、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1999年
  • 『終わりなき平和』(ジョー・ホールドマン 東京創元社、創元SF文庫) 1999年
  • 『密林・生存の掟』(アラン・ディーン・フォスター、扶桑社、扶桑社ミステリー) 2003年
  • 『不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ』(パトリック・オリアリー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2003年
  • 『太陽の中の太陽 : 気球世界ヴァーガ』(カール・シュレイダー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2008年
  • 『スパイダー・スター』上・下(マイク・ブラザートン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2009年
  • 『アードマン連結体』(ナンシー・クレス田中一江他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2010年
  • 『第六ポンプ』(パオロ・バチガルピ金子浩共訳、早川書房、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 2012年、のちハヤカワ文庫 2013年
  • 『スターフォース : 最強の軍団、誕生!』(B・V・ラーソン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2012年
  • 『巨獣めざめる』上・下(ジェイムズ・S・A・コーリイ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2013年
  • 『道を視る少年』上・下(オースン・スコット・カード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2014年
  • 『大航宙時代 : 星海への旅立ち』(ネイサン・ローウェル、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2014年
  • 『凍りついた空 : エウロパ2113』(ジェフ・カールソン、東京創元社、創元SF文庫) 2014年
  • 『死者の代弁者』 [新装版] 上・下(オースン・スコット・カード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2015年
  • 『ラットランナーズ』(オシーン・マッギャン、東京創元社、創元SF文庫) 2015年
  • 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス、早川書房、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 2016年
  • 『荒潮』(陳楸帆(チェン・チウファン)、早川書房、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 2020年1月
  • 失われた世界』[新訳版](コナン・ドイル、東京創元社、創元SF文庫) 2020年7月
  • 『サイバー・ショーグン・レボリューション』上・下(ピーター・トライアス 、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ / ハヤカワ文庫SF) 2020年9月
  • 『最終人類』上・下(ザック・ジョーダン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2021年3月
  • 『最後の宇宙飛行士』(デイヴィッド・ウェリントン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2022年5月
  • 『アポロ18号の殺人』上・下(クリス・ハドフィールド、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2022年8月
  • 『AI 2041:人工知能が変える20年後の未来』(カイフー・リー(李開復), チェン・チウファン(陳楸帆)、文藝春秋、文春e-book) 2022年12月

「Zones of Thought」シリーズ

  • 『遠き神々の炎』上・下(ヴァーナー・ヴィンジ、東京創元社、創元SF文庫) 1995年
  • 『最果ての銀河船団』上・下(ヴァーナー・ヴィンジ、東京創元社、創元SF文庫) 2002年
  • 『星の涯(はて)の空』上・下(ヴァーナー・ヴィンジ、東京創元社、創元SF文庫) 2014年

「スコーリア戦史」シリーズ

  • 『飛翔せよ、閃光の虚空へ! : スコーリア戦史』(キャサリン・アサロ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1999年
  • 『制覇せよ、光輝の海を! : スコーリア戦史』上・下(キャサリン・アサロ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2000年
  • 『稲妻よ、聖なる星をめざせ! : スコーリア戦史』(キャサリン・アサロ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2000年
  • 『目覚めよ、女王戦士の翼! : スコーリア戦史』上・下(キャサリン・アサロ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2001年

「クリプトノミコン」シリーズ

  • 『クリプトノミコン 1 チューリング』(ニール・スティーヴンスン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2002年
  • 『クリプトノミコン 2 エニグマ』(ニール・スティーヴンスン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2002年
  • 『クリプトノミコン 3 アレトゥサ』(ニール・スティーヴンスン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2002年
  • 『クリプトノミコン 4 データヘブン』(ニール・スティーヴンスン、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2002年

「トリポッド」シリーズ

  • 『トリポッド 1 (襲来)』(ジョン・クリストファー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2004年
  • 『トリポッド 2 (脱出)』(ジョン・クリストファー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2005年
  • 『トリポッド 3 (潜入)』(ジョン・クリストファー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2005年
  • 『トリポッド 4 (凱歌)』(ジョン・クリストファー、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2005年

アレステア・レナルズ

  • 『啓示空間』(アレステア・レナルズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2005年
  • 『カズムシティ』(アレステア・レナルズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2006年
  • 『火星の長城』(アレステア・レナルズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF、レヴェレーション・スペース1) 2007年
  • 『銀河北極』(アレステア・レナルズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF、レヴェレーション・スペース2) 2007年
  • 『量子真空』(アレステア・レナルズ、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2008年

「トランスフォーマー」シリーズ

「海軍士官クリス・ロングナイフ」シリーズ

  • 『新任少尉、出撃! : 海軍士官クリス・ロングナイフ』(マイク・シェパード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2009年
  • 『救出ミッション、始動! : 海軍士官クリス・ロングナイフ』(マイク・シェパード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2011年
  • 『防衛戦隊、出陣! : 海軍士官クリス・ロングナイフ』(マイク・シェパード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2011年
  • 『辺境星区司令官、着任!:海軍士官クリス・ロングナイフ』(マイク・シェパード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2013年
  • 『特命任務、発令!:海軍士官クリス・ロングナイフ』(マイク・シェパード、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2014年

「マラザン斃れし者の書」シリーズ

  • 『碧空の城砦』1 - 3(スティーヴン・エリクスン、早川書房、ハヤカワ文庫FT、マラザン斃れし者の書1) 2010年
  • 『砂塵の魔門』1 - 4(スティーヴン・エリクスン、早川書房、ハヤカワ文庫FT、マラザン斃れし者の書2) 2010 -2011年

「マーダーボット・ダイアリー」シリーズ

  • 『マーダーボット・ダイアリー』上・下(マーサ・ウェルズ、東京創元社、創元SF文庫) 2019年12月
  • 『ネットワーク・エフェクト』(マーサ・ウェルズ、東京創元社、創元SF文庫) 2021年10月
  • 『逃亡テレメトリー』(マーサ・ウェルズ、東京創元社、創元SF文庫) 2022年4月

アンソロジー

  • 『幻想の犬たち』(ジャック・ダン, ガードナー・ドゾワ編、福島正実ほか共訳、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1999年
  • 『スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選:SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー』(山岸真編、共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2010年
  • 『SFマガジン700 : 創刊700号記念アンソロジー 海外篇』(山岸真編、共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2014年
  • 『この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選』(J・J・アダムズ編、東京創元社、創元SF文庫) 2021年3月
  • 『不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選』(アレステア・レナルズ, ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン他、東京創元社、創元SF文庫) 2021年7月
  • 『創られた心 AIロボットSF傑作選』(ヴィナ・ジエミン・プラサド, ピーター・ワッツ他、東京創元社、創元SF文庫) 2022年2月
  • 『黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選』(チャーリー・ジェーン・アンダーズ, トバイアス・S・バッケル他、東京創元社、創元SF文庫) 2022年6月
  • 『金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー』(ケン・リュウ編、大森望他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2022年11月

脚注

  1. ^ a b 会員名簿 中原尚哉”. 2025年6月29日閲覧。
  2. ^ 2017年 第14回本屋大賞”. 本屋大賞実行委員会. 2025年6月24日閲覧。

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