中京大賞典とは? わかりやすく解説

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中京大賞典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 15:33 UTC 版)

中京大賞典(ちゅうきょうだいしょうてん)とは、日本日本中央競馬会中京競馬場の砂2000メートル(現在のダートとはやや異なる)で施行していた中央競馬重賞競走である。正賞は名古屋市長賞(1969年時点)[1]

1967年から4回にわたって施行された。1971年も施行予定であった[2]が、高松宮家から優勝杯が下賜されたことを受け「高松宮杯」(のちの高松宮記念)に改められることとなり[3]、第4回競走を最後に廃止された。

廃止時の出走資格はサラブレッド系5歳(現表記4歳)以上の中央競馬所属の競走馬負担重量は別定。1着賞金は当時の金額で750万円だった。

歴史

  • 1967年 - 中京競馬場の砂2000mにて、4歳(現3歳)以上の別定の重賞競走「中京大賞典」として創設。
  • 1969年
    • 出走資格を5歳(現4歳)以上に変更。
    • 2位入線のハクセンショウが進路妨害により失格[1]
  • 1970年 - 中京競馬場の芝コース設置に伴う改修工事により「松籟ステークス(第4回中京大賞典)」の名称で、京都競馬場の芝2000mで施行[4]
  • 1971年 - 第4回競走を最後に廃止。

歴代優勝馬

馬齢は2001年以降の表記に統一する。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1967年7月16日 中京 砂2000m タイヨウ 牡4 2:04.7 内藤繁春 武田文吾 内藤博司
第2回 1968年7月21日 中京 砂2000m ミドリエース 牝4 2:06.4 池江泰郎 長浜彦三郎 福島広吉
第3回 1969年2月23日 中京 砂2000m ダテホーライ 牡4 2:05.4 宇田明彦 星川泉士 伊達牧場
第4回 1970年2月1日 中京 砂2000m ファインローズ 牝5 2:09.4 簗田善則 坪重兵衛 吉田久博

脚注

出典

  1. ^ a b 小椋貞彦「第3回中京大賞典」『優駿』、日本中央競馬会、1969年4月、76-77頁。 
  2. ^ 「昭和46年度重賞競走日程」『優駿』、日本中央競馬会、1971年1月、91頁。 
  3. ^ 「サークルだより『中京に高松宮杯』」『優駿』、日本中央競馬会、1971年5月、66頁。 
  4. ^ 河合義史「松籟ステークス(第4回中京大賞典)」『優駿』、日本中央競馬会、1970年3月、74頁。 

各回競走結果の出典

  • 「中京大賞典」『中央競馬全重賞競走成績集 【障害・廃止競走編】』日本中央競馬会、2006年、307-312頁。 



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