世界大戦の影
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 02:09 UTC 版)
1937年ルイはブエノスアイレスへ戻り、1943年にはアメリア・スベルブーレルと結婚した。しかしこの時期のアルゼンチンは混乱と紛争の真っ只中にあった。彼の盟友ウッセイはドイツでナチ政権のファシストに抗議する署名にサインしていたため、枢軸国寄りのペドロ・パブロ・ラミレス軍事政権によってブエノスアイレス大学から追放された。1944年、ルイも避難する形でアメリカに移住し、セントルイス・ワシントン大学薬理学部の、カール・コリ、ゲルティー・コリ等の研究室助手の職を得た。その後彼はコロンビア大学医科大学院でデヴィッド・グリーンの研究室助手を務めた。後に彼は、母国での研究所設立の動機付けをしてくれたのはグリーンであると回想している。ただ、彼にアメリカの外国人永住権が発行された時には、既にルイはアルゼンチンに帰国し、研究所設立準備を進めていた。
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