不良灯油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 21:47 UTC 版)
長時間放置あるいは寒暖差の激しい環境に置かれ、品質が劣化した灯油。具体的には、使い残した灯油を1シーズン太陽光(紫外線)の当たる環境や、密栓状態の保たれていない環境で放置したものが該当する。 不良灯油の確認は、透明のコップに入れ白い紙を後ろに当てて、色の変化を確認する。良質の灯油は無色透明なのに対し、不良灯油は黄色く変色する。また、劣化すると酸っぱい臭いや目にしみるような臭気を放つ。なお、シーズンを越して保管する場合には、太陽光(紫外線)による酸化反応を防ぐため、日の当たらない風通しの良い所で灯油専用の着色容器に入れ、ふたをしっかり閉めて保管する。 こうした不良灯油を使用すると、黒煙・白煙や異臭が大量に出るほか、火力が安定せず、芯式石油ストーブの場合は、芯が黒化し、ダイヤル、レバーが操作出来なくなる。
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