不合格のアプリケーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/14 20:29 UTC 版)
「Acid2」の記事における「不合格のアプリケーション」の解説
Internet Explorerも、CSS勧告への適合に向けて前進してはいるが、Internet Explorer 7の時点では、テストに合格していない。Internet Explorerプラットフォームアーキテクトであるクリス・ウィルソンは、Acid2を真の標準適合性テストというより機能の「要望リスト」であるとしていた。それにもかかわらず、Internet Explorer 8には「IE8標準モード」と呼ばれる新しい描画モードが含まれる予定である。当初、IE8標準モードは既定では有効にされないが、Webページに特殊なフラグを挿入することで切り替えられるようにする予定であった。IE8標準モードではIE8はAcid2テストに合格するが、IE8標準モードは既定では有効にされていなかったので、オペラ・ソフトウェアのCTOであるホーコン・ウィウム・リーはIE8が真にテストに合格したとはみなせないと主張していた。その後、マイクロソフトが同社の相互運用性に関する方針を見直したことによってフル標準モードがデフォルトのレンダリングモードに変更された。互換モードでのレンダリングには、利用者側でIE7エミュレートボタンを使用するか、Webサイト側がmeta要素などで明示する必要がある。 Firefox 2など、レイアウトエンジンにGeckoバージョン1.8を採用するブラウザは、テストに合格しない。その他NetFrontや、それを基にしたプレイステーション3のウェブブラウザもテストに失敗する。 以下に各ブラウザの不合格であったバージョンにおける描画例を示す。 Internet Explorer 6.0 Internet Explorer 7.0 Firefox 1.0、Mozilla 1.7.13、およびNetscape 7.2 Firefox 1.5、2.0 およびNetscape 9.0.0.6 Konqueror 3.4 Opera 8.0 Opera 8.54 Opera Mini 4 iPod touch 2.0 iPod touch 2.1
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