三重カンツリークラブとは? わかりやすく解説

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三重カンツリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 07:21 UTC 版)

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三重カンツリークラブ
Mie Country Club
三重カンツリークラブの空中写真。
2009年4月30日撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 日本
三重県三重郡菰野町大字千草7190番地
概要
開業 1960年昭和年)10月2日
運営 メンバーシップコース
設計 保田 与天
運営者 株式会社 三重カンツリークラブ
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 344 1 4 365
2 4 371 2 4 361
3 3 192 3 5 475
4 4 396 4 4 370
5 4 396 5 3 167
6 5 523 6 4 447
7 3 185 7 5 570
8 5 542 8 3 180
9 4 358 9 4 343
36 3307 36 3278

その他
公式サイト 三重カンツリークラブ
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三重カンツリークラブ(みえカンツリークラブ)は、 三重県三重郡菰野町にあるゴルフ場である。

概要

三重県三重郡菰野町大字千草は、戦前陸軍千草演習場で、戦後、演習場は地元の菰野町に払下げられ、菰野町千種財産区が生まれた[1]1957年昭和32年)、菰野町役場、千種財産区管理会、三重交通株式会社の間で財産区の売買、賃貸借契約が結ばれ、それに伴ってゴルフ場計画が持ち上がった[1]

1958年(昭和33年)5月15日、ゴルフ場の設計測量のため、菰野町にコース設計者の保田与天が助手の吉田雄を伴って訪れた[1]。コースの建設予定地の千種財産区は、標高1200メートルの鈴鹿山脈の主峰・御在所岳を背景に伊勢湾が遠望でき、域内を三滝の渓流がめぐる刈場だった[1]

1959年(昭和34年)2月6日、新たなゴルフ場の建設に向けて経営母体「株式会社三重カンツリークラブ」が設立され、三重交通社長の阿部正敏が社長に就任した[1]1960年(昭和35年)7月20日、先行して進めていたコースの造成工事が完成した[1]。正式開場前に、ゴルフ場運営をプライベート制にするかパブリック制かが検討され、保田与天が「川奈ホテルゴルフコース1928年(昭和3年)開場、設計・大谷光明C・H・アリソン)に習って少数の会員を募集、運営の主体を置くべき」と強調し、セミパブリックのリゾートコースに決まった[1]

1959年(昭和34年)11月3日、クラブ名称「湯の山ゴルフ倶楽部」が発足された[1]1960年(昭和35年)10月2日、正式開場された。保田与天が名誉書記に就任し、運営を担当することになった[1]1966年(昭和41年)、クラブ名称の湯の山ゴルフ倶楽部を「三重カンツリークラブ」に名称変更した[1]。保田与天は、1969年(昭和44年)1月9日、80年の生涯終えるまで、三重カンツリークラブがある菰野町を離れることはなかった[1]

所在地

〒510-1251 三重県三重郡菰野町大字千草7190番地

コース情報

  • 開場日 - 1960年10月2日
  • 設計者 - 保田 与天
  • 面積 - 660,000m2(約19.9万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,585ヤード、コースレート71.7
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、ベント
  • ハザード ^ バンカー54、池が絡むホール8
  • ラウンドスタイル - キャディ・セルフ選択可、キャディ付プレーとセルフプレー混成、1組4人が原則、状況によりスリーサム・ツーサム可
  • 練習場 - 20打席250ヤード
  • 休場日 - 12月31日、1月1日、9月頃メンテナンス休場日有[2][3]

クラブ情報

ギャラリー

交通アクセス

鉄道

道路

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「設計者・保田与天は晩年を三重カンツリークラブで過ごしゴルフをこよなく愛した」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月7日閲覧
  2. ^ a b 「三重カンツリークラブ」、ゴルフダイジェスト、2021年5月7日閲覧
  3. ^ a b 「三重カンツリークラブ」、ゴルフホットライン、2021年5月7日閲覧
  4. ^ a b 「三重カンツリークラブ」、アクセス、2021年5月7日閲覧

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「三重カンツリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年5月7日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「設計者・保田与天は晩年を三重カンツリークラブで過ごしゴルフをこよなく愛した」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月7日閲覧

関連項目

外部リンク




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