三稜鏡とは? わかりやすく解説

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さんりょう‐きょう〔‐キヤウ〕【三×稜鏡】

読み方:さんりょうきょう

プリズムのこと。


三稜鏡(笠松博士の奇怪な外科医術)

作者佐佐木俊郎

収載図書新青年傑作選―幻の探偵雑誌 10
出版社光文社
刊行年月2002.2
シリーズ名光文社文庫


プリズム

(三稜鏡 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 22:00 UTC 版)

プリズム

プリズム英語: prism[1])とは、分散屈折全反射複屈折させるための光学素子であり、ガラス水晶などの透明媒質でできた多面体で、その面のうち少なくとも一組が平行でないものである。三角柱の形状をしたものが一般的である。

もとは「角柱」という意味の言葉であり、日本語では三稜鏡(さんりょうきょう)とも呼ばれた。

概要

プリズムによる光の分散

材質の屈折率は、光の波長によって異なるため、プリズムを出る光の方向は波長によって変わる。この現象を分散という。光を分散させることによって、スペクトルを得ることができる。

プリズムは、内部での全反射を利用して、光の進む方向を変える用途にも用いられる。この場合、プリズムにおける光の入射 / 出射面は光の進む方向に垂直であり、屈折による光の分散は起こらない。例としては、双眼鏡内でを反転させて正立像にするものや(ポロプリズムダハプリズム英語版)、一眼レフカメラファインダー内で、光軸を3回曲げて、ファインダーに導くもの(ペンタダハプリズム)などを挙げることができる。

大型のリング状プリズムなどは、灯台フレネルレンズを補う物として、フレネルレンズの周囲に配置される物もある。

また、オートコリメータでは、反射型プリズムを用いて平行光の入射角を精密に測定し、光学機器や機械部品の角度評価に利用される。

プリズムの中には、偏光によって光の進む方向を分離する、あるいは一方向の偏光だけを透過するものもある。

プリズムの分類

分光用途

光線の屈曲用途

ペンタプリズム

偏光用途

ウォラストンプリズム

脚注

  1. ^ 文部省日本分光学会編『学術用語集 分光学編』(増訂版)培風館、1999年。ISBN 4-563-04567-5 

関連項目


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