フレネルレンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 06:33 UTC 版)
フレネルレンズ(英: Fresnel lens[1] [freɪˈnɛl lɛnz, ˈfrɛznəl lɛnz])は、通常のレンズを同心円状の領域に分割し厚みを減らしたレンズであり、のこぎり状の断面を持つ。分割数を多くすればするほど薄くなるため、材料を減らし軽量にできる一方、同心円状の線が入ってしまう欠点や、回折の影響による結像性能の悪化が顕著になる。そのため、薄型化が特に有利な用途や、回折の影響を無視できる照明用などに用いられることが多い。
- ^ 文部省、日本物理学会編 『学術用語集 物理学編』培風館、1990年。ISBN 4-563-02195-4。
- ^ a b Smith, Warren J. (2000). Modern Optical Engineering: The Design of Optical Systems (3rd Ed. ed.). McGraw-Hill. pp. pp. 190-192, 274 -275. ISBN 978-0071363600
- ^ “カタログ「VisuCard」”. スポーツオプティクスディパートメント. カールツァイス株式会社 (2007年). 2012年5月15日閲覧。
- 1 フレネルレンズとは
- 2 フレネルレンズの概要
- 3 脚注
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