改良型フレネルレンズ光学着艦装置
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「光学着艦装置」の記事における「改良型フレネルレンズ光学着艦装置」の解説
改良型フレネルレンズ光学着艦装置(英語: Improved fresnel lens optical landing system(IFLOLS))は、アメリカ・ニュージャージー州にあるThe Naval Air Engineering Center, Lakehurst(当時の名称)の技術者によって開発されたFLOLSの改良型で、基本的な設計は維持しながら、グライドスロープとの飛行機の相対位置をより正確に表示することを可能とした。 IFLOLSの試作機は1997年、「ジョージ・ワシントン」に設置されてテストが行われた。その後2004年までの間に、すべての就役中のアメリカ海軍空母に搭載されてきた。改良型フレネルレンズ光学着艦装置(IFLOLS)は、その光源からレンズに投影する光を光ファイバーで導いており、よりシャープで鮮明な形を見せることができた。これにより、パイロットは着艦時により空母から遠い位置で「ボール」を視認できるようになり、巡航中の計器飛行から着艦前の有視界飛行への移行もさらにスムーズになった。 もう1つの改良点として、より良好に甲板の動揺を抑制する機構を内蔵している。
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