三全音パラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 02:05 UTC 版)
「シェパードトーン」の記事における「三全音パラドックス」の解説
詳細は「en:Tritone paradox」を参照 三全音(1/2オクターヴ)の音程を隔てた2つのシェパードトーンを連続的に演奏すると、三全音パラドックス(英語版)が発生する。これは、同じパターンが、ある人には音が上昇して聞こえ、別の人には下降して聞こえるが、両方が同時に聞こえることはないというものである。シェパードは、これは音響におけるネッカーの立方体に相当する双安定性(英語版)を構成していると予測した。 1986年、ダイアナ・ドイチュは、音階が下降にも上昇にも聞こえるという逆説的な錯聴を発見した。ドイチュは後に、どちらの音が高いか低いかの知覚は絶対周波数に依存しており、そのため、同じパターンが人によって上昇、下降のいずれかであると知覚することができることを発見した。
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