三八式実包を使用した銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 16:33 UTC 版)
「三八年式実包」の記事における「三八式実包を使用した銃」の解説
三八式歩兵銃のほか、三八式騎銃、四四式騎銃、三八式機関銃、三年式機関銃にも使用された。また、九七式狙撃銃、十一年式軽機関銃、九一式車載軽機関銃、九六式軽機関銃用に三八式実包の装薬を2gに減量した減装弾も存在した。減装弾の紙箱には区別のために「減装(GENSOU)」を意味する「Ⓖ」(○の中にG)のスタンプが押されていた。 また、弾道の安定性が良く当時の小銃弾としては反動が軽かったため、第一次世界大戦末期にはロシアで実用化された自動小銃であるフェドロフM1916の弾薬としても採用されている。 これらの後継にあたる機関銃は、三八式実包よりも大口径の銃弾を使用した。口径7.7mmの九二式重機関銃である。弾薬補給の合理化から、同じく7.7mmの九七式車載重機関銃、九九式軽機関銃、および九九式小銃が開発された。ただこれらは口径は同じ7.7mmだが、リム形状(後に共通化)や弾丸、装薬量が異なり、弾薬の互換性に問題があった。
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