万世一系との相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 16:45 UTC 版)
前節の例により、A内親王の男子(女系男子◆)が、民間人女性Bと婚姻した場合、その子は従来の概念における女系(母、母の母、その母…)を辿っても、民間人女性Bの母系に行きつくこととなり、「女系の始祖」であるはずのA内親王にたどり着かない。 一方、過去及び現在において維持される男系継承では、従来の概念における男系(父、父の父、その父…)を辿ると、必ず天皇(最終的には初代神武天皇)にたどり着く。 「女系天皇」反対派の主張としては、こうした万世一系に意義を見出す考え方がみられ、その元となる『古事記』『日本書紀』の記載を重んじる傾向がある。それら『古事記』『日本書紀』に基づき、紀元前660年2月11日(新暦に換算)に神武天皇が即位した日が、現代でも「建国記念の日」として制定されている。よって、2600年以上綿々と継承されている世界で一つの一族による君主在位の最長記録を更新し続けているという見方も可能である。
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