一軒屋避難小屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 21:02 UTC 版)
一軒屋避難小屋(いっけんやひなんごや)は畦ヶ丸の南山腹、大滝橋から畦ヶ丸への登山道途中の鬼石沢出合(標高約800m)に位置する無人の山小屋(避難小屋)である。一軒家避難小屋と表記されることもある。収容人数は約10人。通年で利用可能だが、トイレは設置されていない。 鬼石沢出合は、現在は避難小屋が佇むだけの静かな場所であるが、昭和初期~中期にかけては製炭に従事する人々の生活があり、1943年(昭和18年)には製炭者の子供の教育のために分教場が開設された。1972年(昭和47年)1月には、京浜安保共闘がダイナマイト製造実験をしていたと見られるキャンプ跡が見つかり、当時は大きな騒ぎとなった。 避難小屋の横を流れる鬼石沢の下流側に雨棚が、鬼石沢と地獄棚沢が合流する場所には地獄棚があるが、地形が急峻であるため、滝へ向かう一般登山道はない。
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