一転して金品授受の事実を認容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 05:43 UTC 版)
「さらば桑田真澄、さらばプロ野球」の記事における「一転して金品授受の事実を認容」の解説
ところが同年3月30日、桑田は巨人に対し、金品の授受がなかったと答えたのは虚偽であったと申し出ていたことが分かり、A社長から高級腕時計1点と総額100万円を受け取っていたことが明らかになった。そのため湯浅武代表と桑田が謝罪の記者会見を開き、巨人は桑田に対して開幕から1箇月の謹慎と罰金1000万円の処分を下した(下記参照)。桑田は、嘘をついていた理由について、「いままではいっさい金品を受け取ったことはないといってきましたが、今後、野球を続けられなくなるだろうという不安があったからです。ただ、私は絶対に野球とばくにはかかわっていません」と釈明し、野球賭博への関与は明確に否定した。川島廣守セリーグ会長も「桑田選手に対する処分は適切なものと理解します」と述べた上で、独自の調査が不充分であった点を謝罪し、運動具メーカーと選手らの関係に“たかりの構造”がはびこっていることも認めた。 もっとも桑田の謝罪会見について毎日新聞は「用意した謝罪文を読み終わると質問は受け付けず、球団のガードの固さをのぞかせた」と書いたほか、セントラル・リーグの対応に関して、前回の巨人の報告をうのみにした点をわびたにもかかわらず今回の処分内容もあっさりと適切と認めたことについて「前回の経験が全く生かされていない」と批判している。
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