ヴィクトリア湖の源流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 15:03 UTC 版)
白ナイルの源流はヴィクトリア湖を中心とする高原地帯に位置し、水源とされる場所は複数存在する。 タンザニアの町ブコバ近郊からヴィクトリア湖に流れ込むカゲラ川は、ヴィクトリア湖へ流れ込む河川の中で最も長いため、資料によって異同はあるものの、最も遠い地点に存在するナイル川の水源だとされている。カゲラ川の他にはブルンジのブルリ県から始まるルヴィロンザ川(英語版)、ルワンダのニュングェ国立公園から発するニャバロンゴ川(英語版)もナイルの源流の一つとされている。ルヴィロンザ川とニャバロンゴ川はルワンダとタンザニアの国境に位置するルスモ滝で合流する。 19世紀の探検家ジョン・スピークはヴィクトリア湖の流出口に存在する早瀬に「リポンの滝」と名付け、1969年当時はリポンの滝がナイル川の起点とされていた。下流に発電用のダムが建設されたためにリポンの滝は水没しており、滝が存在していた場所には発見者であるスピークの事跡と滝が水没したことを記した石碑が置かれている。
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