ヴァドヴィツェとは? わかりやすく解説

ヴァドヴィツェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/06 14:37 UTC 版)

ヴァドヴィツェ


紋章
ヴァドヴィツェ
座標:北緯49度53分 東経19度30分 / 北緯49.883度 東経19.500度 / 49.883; 19.500座標: 北緯49度53分 東経19度30分 / 北緯49.883度 東経19.500度 / 49.883; 19.500
ポーランド
マウォポルスカ県
ヴァドヴィツェ郡
建設 14世紀
市制施行 1430年
政府
 • 市長 バルトシュ・カリンスキ (PiS)
面積
 • 合計 10.52 km2
最高標高
318 m
最低標高
250 m
人口
(2022年)
 • 合計 17,455人
 • 密度 1,700人/km2
等時帯 UTC+1 (CET)
 • 夏時間 UTC+2 (CEST)
郵便番号
34–100
市外局番 +48 33
ナンバープレート KWA
ウェブサイト http://www.wadowice.pl
バシリカ聖堂

ヴァドヴィツェWadowice (ポーランド語: [vadɔˈvit͡sɛ] ( 音声ファイル); ドイツ語: Frauenstadt – Wadowitz))は、ポーランド中南部、現在はマウォポルスカ県西端のヴァドヴィツェ郡に位置する町。シロンスク高原上、スカワ川(ヴィスワ川の支流)流域にある。古都クラクフからは50km離れている。ヴァドヴィツェ郡の行政中心地であり、クラクフとチェシン(Cieszyn)を結ぶ国際道路沿いに位置する。

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の出生地として知られる。

歴史

ヴァドヴィツェについての最も古い記述は1327年のものである。オシフィエンチム公ヤン1世スホラスティクボヘミアヨハンに送った封土台帳にWadowiczの綴りで書かれている。

1430年に大火災によって町は一旦焼滅したものの復興し、オシフィエンチム公カジミェシュ1世により、市町の特権を与えられた。1482年ザトル公ヴワディスワフによって彼の死(1489年)までヴァドヴィツェ公国の首都となる。

16世紀には、家内工業と商業の中心地であった。この時期に特筆すべき出身者にマルチン・ヴァドヴィタ(Marcin Wadwita)がいる。彼は、クラクフのヤギェウォ大学神学者哲学者助祭であり、またヴァドヴィツェに病院と初等教育学校を設立した。

1819年オーストリア帝国に併合されたヴァドヴィツェの地域は広がり、3380平方キロメートルに亘り、10の町、2の市場の集落、340の村を抱え、人口は35万人を数えた。初代予備軍隊長ルドヴィク・ド・セルト(Ludwik de Sertes)の頃には、ヴァドヴィツェの町には2,500人の人口があった。

1867年から1975年までヴァドヴィツェのコミュニティーの管理の所在地であった。

出身者

上述したマルチン・ヴァドヴィタ(Marcin Wadwita)、のちにローマ教皇ヨハネ・パウロ2世となったカロル・ヴォイティワ、そして、ゴドウィン・ブルモフスキ(Godwin Brumowski)が知られている。

ブルモフスキはオーストリアのパイロットであり、オーストリア=ハンガリー帝国軍の戦闘機のエースパイロットとして第一次世界大戦中に活躍した。

哲学者のエーミール・ラスクも知られている。

脚注

外部リンク


ヴァドヴィツェ(Wadowice)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 04:53 UTC 版)

マウォポルスカ県」の記事における「ヴァドヴィツェ(Wadowice)」の解説

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世出身地ヨハネ・パウロ2世生家旧市街広場バシリカ(Bazylika Ofiarowania NMP)をはじめとした教会群が見どころ。ヴァドヴィツェへはクラクフから直通列車出ている。公式サイトポーランド語)あり。 ヴァドヴィツェ ヨハネ・パウロ2世生家

※この「ヴァドヴィツェ(Wadowice)」の解説は、「マウォポルスカ県」の解説の一部です。
「ヴァドヴィツェ(Wadowice)」を含む「マウォポルスカ県」の記事については、「マウォポルスカ県」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヴァドヴィツェ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴァドヴィツェ」の関連用語

ヴァドヴィツェのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴァドヴィツェのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴァドヴィツェ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマウォポルスカ県 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS