ワンペダル(ナルセペダル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 04:59 UTC 版)
「ブレーキとアクセルの踏み間違え事故」の記事における「ワンペダル(ナルセペダル)」の解説
熊本県玉名市(旧玉名郡岱明町)にある鉄工所ナルセ機材が開発したペダル。正式名称は『ワンペダル』で、同社取締役社長の鳴瀬益幸自身が、踏み間違いによる暴走事故を起こしたのを機に開発された。 『本質安全』の装置として、アクセルを横押し機構にし、既存のアクセルペダルを撤去しブレーキペダルを改造する(加速させる為には、爪先を右横にひねる動作を行なう)ことで、ペダルの踏み間違いそのものを発生させないワンペダル方式となっている。メーカー品より大きなブレーキペダル上に常に足を乗せて操作するため、加速中であってもペダルを踏み込めば、即・ブレーキ操作となる。そのため結果的に、空走距離を通常ペダルより大きく短縮でき、短い停止距離での車両停止が可能である。 導入実績もまだ少なく、改造費用も約20万円と安価ではないが、国土交通省自動車保安基準適合部品であり、ナルセ機材が所在する玉名市では、このペダルの整備費用に対して補助金が申請できる。
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