ロング・プレイヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『ロング・プレイヤー』 | ||||
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フェイセズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1970年 - 1971年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | フェイセズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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フェイセズ アルバム 年表 | ||||
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『ロング・プレイヤー』 (Long Player) は、イギリスのロックバンド、フェイセズの1971年のアルバム。
アルコールも手伝ってライブにて自信をつけはじめた脂がのり始めた頃であり、ロッド・スチュアートのソロアルバムでもメンバー全員惜しみなく協力していた時期である。本作のハイライトは、ライブテイクポール・マッカートニーの「恋することのもどかしさ」のカヴァーである。ジャケットはミシン糸で縫い合わされている。たった2曲であるが絶頂期のライブバンド「フェイセズ」のライブ音源が聴ける。バンドの支柱、ロニー・レーン脱退後にライブアルバムを出しているが、ロニー・レーンの醸し出すグルーブ感はなく、そのライブアルバムはタイトル通り、ロッド・スチュアート・アンド・フェイセズ、言い換えればロッド・スチュアート・アンド・バッグバンドといった感が強く不評をかった。
収録曲
- サイド 1
- バッド・アンド・ルーイン - "Bad 'n' Ruin" (マクレガン、スチュワート) - 5:24
- テル・エヴリワン - "Tell Everyone" (レーン) - 4:18
- スウィート・レディ・メアリー - "Sweet Lady Mary" (レーン、スチュワート、ウッド) - 5:49
- リッチモンド - "Richmond" (レーン) - 3:04
- 恋することのもどかしさ - "Maybe I'm Amazed" (ポール・マッカートニー) - 5:53
- サイド 2
- リアル・グッド・タイム - "Had Me a Real Good Time" (レーン、スチュワート、ウッド) - 5:51
- オン・ザ・ビーチ - "On the Beach" (レーン、ウッド) - 4:15
- フィール・ソー・グッド - "I Feel So Good" (ビッグ・ビル・ブルーンジー) - 8:49
- エルサレム - "Jerusalem" (トラディショナル、アレンジ:ウッド) - 1:53
パーソネル
- ロッド・スチュワート - リード・ボーカル
- ロニー・レーン - ベース、ギター、タンバリン、ボーカル
- ロン・ウッド - ギター、ボーカル
- イアン・マクレガン - ピアノ、オルガン、キーボード、バック・ボーカル
- ケニー・ジョーンズ - ドラム、パーカッション
- ボビー・キーズ - テナー・サクソフォーン (「Had Me a Real Good Time」)
- ハリー・ベケット - トランペット (「Had Me a Real Good Time」)
- フェイセズ - プロデュース
その他
- トラック1、2は、ローリング・ストーンズのモービル・ユニットで録音された。エンジニアはマーティン・バーチ。
- トラック3、4、6、9は、ロンドンのモーガン・サウンド・スタジオで録音された。エンジニアはマイク・ボバク。
- トラック5、8は、ニューヨークのフィルモア・イーストで録音された。エンジニアはデイヴ・パルマー。
- トラック7は、レヴォックス・スペア・ルーム・ユニットで録音された。エンジニアは不明。
脚注
ロングプレイヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/27 01:23 UTC 版)

「ロングプレイヤー」(Longplayer)は、1000年かけて演奏されるように作られた曲。これは世界一長い曲として知られ(次点は『オルガン²/ASLSP』の639年。「演奏時間の長い曲」も参照)、2000年1月1日に演奏が始まり、予定では反復無しで2999年12月31日まで続き、始めに戻ることになっている[1]。
「ロングプレイヤー」は20分20秒の曲の1つをベースにしており、それをコンピュータが簡単なアルゴリズムに基いて処理をする。これが膨大なバリエーションを生み出し、切れ目無く演奏すると1000年かかる。
ベースになっている曲は、ザ・ポーグスの初期メンバーの一人であるジェム・ファイナーが作曲した。この曲ではチベットの鈴(りん)と銅鑼が使われており、それらは縁を木製の桴(ばち)で叩いたり擦り回すことで様々な音色を出せる。ベースの曲はイギリスの芸術家団体 Artangel の依頼で1999年12月に録音された。
「ロングプレイヤー」は、ロンドンにあるミレニアム・ドームが開館した2000年の間は、そこのリラクゼーション・ゾーンで聴くことができた。またトリニティ・ブイ・ワーフにある19世紀の灯台や、その他にもイギリス・アメリカ・オーストラリア・エジプトの公共演奏場所で演奏されており[2]、Icecast によるインターネット・ストリーミング(2008年時点ではグリニッジの SPC が運営)でも聴くことができる。
脚注
- ^ Eyres, Harry (2009年9月10日). “Coming soon: the future”. Financial Times. 2009年11月19日閲覧。
- ^ The Longplayer Trust. “Longplayer - Finding Longplayer”. 2009年2月14日閲覧。
関連項目
外部リンク
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