ロシアの地主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:06 UTC 版)
帝政ロシア(ロシア革命以前) 帝政ロシア期のロシアの地主たち(=ロシア革命以前の地主たち)は、ツァーリ(皇帝)による絶対的支配のもと、ブルジョワジーとともに、権勢を振るっていた。最大の地主は、ツァーリ(皇帝)であった。地主たちは土地を独占的に所有しており、農地の全面積のうち4分の3は、有力な大地主が占有していた。 当時のデータとして、ウラジーミル・レーニンによると、700人の大地主が平均して3万デシャチーナ(≒3万×1.09ヘクタール)の農地をそれぞれ所有し、その面積は、60万人の小地主の3倍である。 なお19世紀、ロシア帝国(の比較的 末期)を生きた文豪トルストイも大地主であったが、トルストイの場合は(小説家、大思想家らしく、普通の地主とは異なり、地主のありかたに疑問を感じ)小作人とともに働き、貧困層に援助をしていた。 ソヴィエト連邦時代(ロシア革命後) ロシア革命とソヴィエト誕生によりツァーリの絶対的支配体制は終焉した。 ソヴィエト終焉後、現代ロシア ソヴィエト終焉以後の現代ロシアでは、資本主義経済が組み込まれている。
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