リンパ節の評価とは? わかりやすく解説

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リンパ節の評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 00:13 UTC 版)

コンピュータ断層撮影」の記事における「リンパ節の評価」の解説

リンパ節の評価は肺癌結核鑑別のために非常に重要である。胸部X線CTでは頚部リンパ節縦隔リンパ節肺門リンパ節の評価を行うことができる。造影剤使用しない場合リンパ節血管が同濃度となってしまうた区別できないことがあることに注意が必要である。原則として最小径が10mm以上である場合リンパ節病的な腫大となり、転移性リンパ節である可能性高くなるリンパ節病的腫大を見つけ、それが肺がんよるものだとしたら、肺癌取り扱い規約基づいて病期分類をする必要があるTNM分類のNを決定することになるのだが、N0はリンパ節転移なし、N1肺癌同側の気管支周囲および肺門リンパ節転移陽性N2同側の縦隔リンパ節転移陽性、N3は対側の縦隔リンパ節または鎖骨上リンパ節または斜角筋リンパ節転移陽性である。重要なこととして、同側、対側は気管正中線食道正中線にて決定される。そして、鎖骨上リンパ節転移斜角筋リンパ節転移は同側、対側関係なくN3となり、反対肺門リンパ節転移はM1となる。 次に腫大リンパ節部位同定する縦隔において左腕動脈正中を横切るレベル含んでこれより頭側にあるリンパ節は上縦隔上部リンパ節である。それより下位においては上大静脈上行大動脈前縁より前方はすべて前縦隔リンパ節である。 リンパ節転移見つけたら、それが郭清可能かどうか判定する大きな血管気管支浸潤している場合多数リンパ節癒合している場合不整形場合郭清困難な場合が多い。

※この「リンパ節の評価」の解説は、「コンピュータ断層撮影」の解説の一部です。
「リンパ節の評価」を含む「コンピュータ断層撮影」の記事については、「コンピュータ断層撮影」の概要を参照ください。

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