リングギヤ
エンジンを始動するとき、スターターのピニオンと噛み合い、スターターの回転をフライホイールに伝える径の大きな歯車。一般に炭素鋼製のスパーギヤがフライホイールの外周に焼きばめされている。
参照 フライホイールリングギヤ
遊星歯車において、外側に配置するリング状の内歯歯車であり、複数のピニオンと噛み合う。終減速機用歯車において、出力側のリング状歯車のことをいうこともある。遊星歯車のリングギヤ諸元の例としては、インボリュート歯形でモジュールは1.1、圧力角は17度30分、歯数は84、ねじれ角19度50分10秒、転位係数0.30、歯車精度はJIS4級などである。歯形の加工は長さ約2mのブローチで引き抜いて、粗加工から仕上げまで一度に行っており、生産性は高い。材質はクロム鋼材で、浸炭焼入れを行い、表面硬度はHRC58~65にしている。また、エンジンのフライホイールに嵌合されるスターター周のギヤもリングギヤという。
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