終減速機
トランスミッションの後方にあって、車軸上に配置される駆動系最終の減速機であり、左右輸の差動装置と一体化している。この減速機は、搭載エンジンの高出力域をクルマの走りやすい速度域に変換する。この減速比を大きくとれば(ローギヤード)、低い車速でエンジン高出力域が使用できるので加速性能重視のクルマとなる。逆に変速比を小さくとれば(ハイギヤード)、エンジンの低回転域を使用するので、加速は緩慢になるが燃費の向上が期待できる。FR車では、ハイポイドギヤが使われ、減速比はドライブピニオンギヤとリングギヤの歯数比となる。ハイポイドは歯面の滑りも大きく、変速機出力の大きな負荷が加わるので、ハイポイドギヤオイルが使われる。FF車の場合は、ヘリカルギヤを使うことが多い。
同義語 最終減速装置参照 終減速歯車
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