リブートプロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:39 UTC 版)
「日活ロマンポルノ」の記事における「リブートプロジェクト」の解説
2015年(平成27年)からは、他メディアでの二次利用のために、過去の作品において、映画倫理委員会の再審査依頼を開始。まず、1973年(昭和48年)の作品「恋人たちは濡れた」と「四畳半襖の裏張り」が再審査の結果、成人指定(R18+)から「R15+」に引き下げされた。 また、同年5月1日、1988年の終了から28年ぶりに、完全オリジナル新作映画を制作することが発表された。 2016年(平成28年)には『日活ロマンポルノ リブートプロジェクト』が発表され、園子温・中田秀夫・行定勲・白石和彌・塩田明彦と、今まで日活ロマンポルノを制作した事が無い5監督が起用されることが発表された。 映画制作のマニフェストとして『上映時間80分程度』『映画撮影期間は1週間』『10分に一度の濡れ場』『映画制作費は全作品一律』『完全オリジナル作品』『日活ロマンポルノ初監督』である。今回も、日活とスカパー・ブロードキャスティング(BSスカパー!)との共同出資で製作される。そして、映画倫理委員会のレイティングへの対応や、BSスカパー!での放映をするため「スカパー!放映用R15+版と映画館上映用R18+版の2バージョン」が作られた。 映画作品はロマンポルノ45周年を迎える、2016年(平成28年)11月26日から、新宿武蔵野館とシネマ・ジャック&ベティで、行定勲『ジムノペディに乱れる』、12月17日から塩田明彦『風に濡れた女』、2017年(平成29年)1月14日から白石和彌『牝猫たち』、1月28日から園子温『アンチポルノ』、2月11日から中田秀夫『ホワイトリリー』が、順次上映された。ロマンポルノとしては1990年代初頭のヘアヌード本格解禁後初の新作公開となったが、これら5作品のうちヘアヌードを含むのは『アンチポルノ』のみで、披露しているのは主演の冨手麻妙(22)をはじめ筒井真理子(56)、下村愛(34)、吉牟田眞奈(40)の計4名である。 2022年には50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」を発表。新作3作品を制作する。
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