リヒャルト・デーメルとは? わかりやすく解説

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デーメル【Richard Dehmel】

読み方:でーめる

[1863〜1920]ドイツ詩人神秘的形而上学的思想性裏打ちされ官能美の世界で知られる詩集救済」、叙事詩二人の人間」など。


リヒャルト・デーメル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 02:48 UTC 版)

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デーメル、1905年

リヒャルト・フェードル・レオポルト・デーメル(Richard Fedor Leopold Dehmel、1863年11月18日 - 1920年2月8日)は、ドイツの詩人。

プロイセンブランデンブルク州ダーメ=シュプレーヴァルト郡の小村に山林監視人を父として生まれる。教師と対立してギムナジウムを放校されたのち、ベルリンライプツィヒの大学で自然科学、経済学、文学などを学ぶ。その後火災保険の職に就き、仕事の傍らで1891年に処女詩集『救済』を刊行、これをきっかけにリーリエンクローンとの交際が始まる。1895年より文筆専業となり、1896年に代表的な詩集『女と世界』を刊行。1901年よりハンブルク郊外のブランケネーゼに永住した。1914年から16年まで自ら志願して第一次世界大戦に従軍している。終戦後の1920年に戦争時の傷の後遺症が元で死去。

その詩は自然主義的・社会的な傾向を持ちつつ、精神的・形而上学的なエロスによる救済願望に特徴付けられている。童話、劇作などもあり、晩年は第一次世界大戦の従軍記録も残した。

彼の詩には、リヒャルト・シュトラウスマックス・レーガーアレクサンドル・ツェムリンスキーアルノルト・シェーンベルクアントン・ヴェーベルンクルト・ヴァイルなど多くの作曲家が曲を付けた。また、彼の詩を元にしたシェーンベルクの弦楽六重奏曲浄められた夜』は特に有名。

翻訳

  • パウラ&リヒャルト・デーメル『フィッツェブッツェ』エルンスト・クライドルフ え. 若林ひとみ訳、ほるぷ出版, 1986.12

参考文献

  • 生野幸吉、檜山哲彦 『ドイツ名詩選』 岩波文庫、1993年

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