リテーナー成形法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:27 UTC 版)
竹徳かまぼこ株式会社が開発した「リテーナ成形蒲鉾」の製造方法のことを言う。製造方法は板つけ蒲鉾を特殊フィルムで包装した後、かまぼこ型リテーナ(金型)に入れ加熱殺菌をするため、冷却に際して食中毒や腐敗をもたらす細菌汚染が少なく、保存性が高い商品である。リテーナ成形法は主に昭和30年代に同社が開発し、40年代に特許を取得した。その後、全蒲連(全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会)にその特許を寄贈し全国の蒲鉾生産業者がリテーナ成形法を使用できるようにした。現在では保存料などを使用しなくてもよい製造法として、病院食、介護施設や学校での給食などに多く用いられている。
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