リターン号と日本の産品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:12 UTC 版)
「リターン号」の記事における「リターン号と日本の産品」の解説
イギリス東インド会社がリターン号の船長に持たせた注文票には以下のようなものがあった。 「我々は、諸君に日本からは金・銀・銅を、また東京(トンキン)や台湾からは、ダマスコ織、絹織物のみならず、その他極東地域やヨーロッパで我々の利益になるような品物をも持ち帰ってほしい。したがって、まず試みとして、次のような品物を送ってほしい。 日本から 着物50着 漆塗り長持10個(その中に着物50着及びその他長持を疵つけないような軽い品物を入れて送ってほしい) 漆塗り大箪笥40個(箪笥が破損しないように引出しに軽い物をつめる) 樟材2トン(バンタムではボルネオ産樟脳を輸入しているが、日本産のものがヨーロッパへ輸出されている。それ故、我々も日本から樟脳を輸入して利益になるかどうか試みてみたい) 大きな壺20個 上質日本陶器製の盃10対 屛風10対 …(以下略)」
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