リターン対リスクのトレードオフ関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 14:32 UTC 版)
「アセットアロケーション」の記事における「リターン対リスクのトレードオフ関係」の解説
アセットアロケーションの計画では、自分のポートフォリオにおける債券 対 株式の量は非常に重要な決定である。 弱気市場の可能性を考慮することなく、安易に株式を購入していくことは、後日パニック売りになりうる。 資金を市場に投資してから実際の弱気相場を経験するまで、その人の真のリスク許容度を測るのは難しい事がありうる。適切なバランスを見つけることが鍵となる。 2000年-2002年 米国 ベアマーケット(弱気市場) インフレ調整後の累積リターン80% 株式 / 20% 債券 −34.35% 70% 株式 / 30% 債券 −25.81% 60% 株式 / 40% 債券 −19.99% 50% 株式 / 50% 債券 −13.87% 40% 株式 / 60% 債券 −7.46% 30% 株式 / 70% 債券 −0.74% 20% 株式 / 80% 債券 +6.29% 下記 条件における インフレ調整後 10年間の累積リターン (株式リターン8%/年、債券リターン4.5%/年、インフレ率3%/年)80% 株式 / 20% 債券 52% 70% 株式 / 30% 債券 47% 60% 株式 / 40% 債券 42% 50% 株式 / 50% 債券 38% 40% 株式 / 60% 債券 33% 30% 株式 / 70% 債券 29% 20% 株式 / 80% 債券 24% 表はアセットアロケーション(資産配分)が なぜ重要なのかを示している。 投資家は将来のリターンだけでなく、ベア・マーケット(弱気市場)における負担も考えるべきである。
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