パニック売り
「パニック売り」とは、「株式相場の急落するさまを見て慌てて(不本意かつ無計画に)手持ちの株式を売却すること」を指す意味で用いられる表現である。
「パニック売り」は「狼狽売り」ともいう。「パニック売り」と「狼狽売り」に意味の違いは特にない。「狼狽売り」の方が古くから一般的に用いられてきた表現であるが、昨今では「狼狽」が耳慣れない語彙となりつつあることも踏まえると、「パニック売り」の方が分かりやすいのかもしれない。文脈によっては「狼狽の域を超えた大混乱」のような意味合いを込めて「パニック売り」という表現を敢えて用いている場合もあり得る。
相場の急落を受けてパニック売り(=狼狽売り)が起こると、相場の急落に拍車がかかり、いっそう相場は下落する。いわゆる「売りが売りを呼ぶ」状況である。そのような状況は「パニック安」と表現されることもある。
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