名目と実質 (経済学)とは? わかりやすく解説

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名目と実質 (経済学)

(インフレ調整 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/17 13:31 UTC 版)

経済学において、名目: Nominal value)とは過去の名目通貨価値を基準に表される経済的価値のこと。対照的に、実質: Real value)とは名目値から(対象期間の)インフレーションの影響を取り除くように調整した価値のことであり、このため参照年(基準年)の一般物価水準から見て評価される。例えば、一定期間におけるある財の組み合わせの名目価値の変化は、その組み合わせを構成する財の数量の変化あるいは構成する財の価格変化に起因する。一方で、実質価値においては数量の変化のみが反映される。この名目から実質への変換はインフレ調整(inflation adjustment)として知られる。実質経済成長率を見るときは物価変動の影響を受けない実質値で見ることが多い[1]


  1. ^ 日本銀行「名目値と実質値の違いは? - よくある質問(FAQ)」2015年6月6日閲覧。
  2. ^ 小笠原誠治 (2006), ポケット図解マクロ経済学がよーくわかる本, 秀和システム, p. 25  なお、この本においては例えにおいてリンゴではなく、ある製品という語を用いている。


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