ラメラ構造脂質
「ラメラ」とは「層状」という意味で、層状構造の物質が健康な皮膚の細胞と細胞の間に存在します。これは細胞間脂質と呼ばれ、油相と水相の繰り返しから成ってバリア機能を発揮し、皮膚が持つ保湿機構の本体です。ラメラ構造は、セラミドの様な油と水両方の性質を持った脂質分子が規則正しく配列して作られます。水相にはNMF(Natural Moisturizing Factor)と呼ばれる乳酸やアミノ酸等の保湿成分があるので、いっそう皮膚はしっとりします。 この構造と機能を持った微粒子が工業的に作られ、これをラメラ構造脂質、あるいはラメラ粒子と呼んでいます。ラメラ構造脂質は、偏光顕微鏡下で写真の様な像で見えます。 加齢皮膚や肌荒れ皮膚ではラメラ構造が乱れており、これをラメラ構造脂質で補うことでスキンケアができるというわけです。 | ラメラ構造脂質 ラメラ構造脂質の模式図 |
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