ラミア_(ギリシャ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラミア_(ギリシャ)の意味・解説 

ラミア (ギリシャ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 03:00 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ラミア
Λαμία

ラミア市街の中心部
位置

ラミアの位置
位置
ラミア
ラミア (ギリシャ)
ラミア
ラミア (地中海)
ラミア
ラミア (ヨーロッパ)
座標 : 北緯38度54分 東経22度26分 / 北緯38.900度 東経22.433度 / 38.900; 22.433
行政
ギリシャ
 地方 中央ギリシャ
  フティオティダ県
 市 ラミア
地理
面積  
  市域 413.5 km2
標高 50 m
人口
人口 (2001年現在)
  市域 5万8601人
    人口密度   142人/km2
その他
等時帯 EET (UTC+2)
夏時間 EEST (UTC+3)
公式ウェブサイト : http://www.lamia.gr/

ラミアΛαμία)は、ギリシャ中央ギリシャ地方の主都であり、フティオティダ県の県都である。

町の名称

ラミアの由来

語源には諸説ある。

ジトゥニオン

中世には、ラミアの町はジトゥニオン(Ζητούνιον/Zetounion)と呼ばれ、869年に開かれた第8回キリスト教公会議の中で言及されたのが初めであり、その後変化を経つつも、19世紀初めまでジトゥニ(Ζητούνι/Zitouni)として名称は残った。この名称についてもいくつかの説があり、アラビア語の"zeitun"(オリーヴ)から取られたという説や、スラヴ語の"sitonion"(川の向こうの地)からだという説もある。1204年にラテン帝国がジトゥニオンを攻略すると、この町はジルトゥニオン(Zirtounion)、ジトニオン(Zitonion)、ジルトン(Girton)(フランス人支配時)、エル・シト(El Cito)(カタルーニャ人支配時)という名称で呼ばれるようになった。さらに、オスマン帝国時代にはイズティン(Iztin)とも呼ばれた。

歴史

古くは紀元前5千年紀の頃から人間が住んでいたが、ラミアが歴史に登場するのは、紀元前424年に発生した地震の後からである。その頃のラミアは、スパルタの重要な軍事基地であった。その後マケドニア王国アレクサンドロス3世(大王)に征服されたが、大王の死後、アテナイギリシアの他のポリスは、マケドニア王国の支配に対して反発した。この時マケドニア王国の将軍アンティパトロスは、ラミアの町に逃れた。この紀元前323年から紀元前322年にかけて行われたラミア戦争は、アテナイの将軍レオステネスの死と、20,000人強のマケドニア王国軍のラミア到着によって終結した。その後、特にアエトリア同盟の統治下に入った紀元前3世紀には、ラミアの町は繁栄した。しかし、紀元前190年に、共和政ローマ執政官マニウス・アキリウス・グラブリオがラミアを占領すると、町の繁栄は終わった。1829年にはギリシャ領となり、当時は国境の町となった。

観光

アクロポリスからのラミア市街の風景
  • カストロ - ラミアの要塞化されたアクロポリス
  • 自由広場(プラティア・エレフテリアス)- 大聖堂があり、独立記念日パレードが行われる場所。屋外席付きのカフェも多くある。
  • ディアコス広場 - アタナシオス・ディアコスの像がある広場。
  • パルク広場
  • 人民広場 - アリス・ヴェルヒオティスの像がある広場。

人口推移

市人口 年間増加数 年間増加率
1981 4万1846人
1991 5万5445人 +1360人/年 +28.5‰/年
2001 5万8601人 0+316人/年 0+5.6‰/年

著名な出身者

姉妹都市

スポーツ

  • ラミアFC
  • ラミア・スキー登山クラブ(XOOL)
  • ヨニコス・ラミアスBC
  • GSラミア
  • ニレアス・ラミアス
  • ヨニコス・ネアス・マグニシアス

出典

  1. ^ 高津春繁 (1960), “ラモス”, ギリシア・ローマ神話辞典, 岩波書店 

参考文献


「ラミア (ギリシャ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラミア_(ギリシャ)」の関連用語

ラミア_(ギリシャ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラミア_(ギリシャ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラミア (ギリシャ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS