モデルと分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 17:25 UTC 版)
非ニュートン流体のモデル(構成式)として、次式が考えられている: τ x y = τ o + η ( ∂ u x ∂ y ) n {\displaystyle \tau _{xy}=\tau _{\mathrm {o} }+\eta \left({\partial u_{x} \over {\partial y}}\right)^{n}} ここで、τxy は剪断応力(接線応力)、τo は降伏強度、ηは非ニュートン粘性、∂ux /∂y は流れの速度勾配(ずり速度、剪断速度)、n は定数である。非ニュートン流体の性質は上式の指数n によって次の3種に大別される: ダイラタント流体(Dilatant Fluid) τo = 0 , n > 1 擬塑性流体(Pseudoplastic Fluid) τo = 0 , n < 1 ビンガム流体(Bingham Plastic) τo > 0 , n = 1 ダイラタント流体は流れが強くなるほど流動しにくくなる(速度勾配が大きいほど剪断応力が増加する)流体、擬塑性流体は流れが強くなるほど流動しやすくなる(速度勾配が大きいほど剪断応力の増加が減少する)流体、ビンガム流体は一定の剪断応力に達しないと流動を始めない特徴になる。これらは流れの弾性的な性質が表される。
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