メモルとマリエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:17 UTC 版)
「とんがり帽子のメモル」の記事における「メモルとマリエル」の解説
本作ではメモルとマリエルの友情が全編にわたって描かれている。 この時間帯では現在放送されている『プリキュアシリーズ』でしばしばダブルヒロインの作品が製作される。二人の少女は対照的に描かれることが多いが、本作も例外ではない。小さな体にあふれんばかりのエネルギーをみなぎらせて男の子たちと遊ぶメモルと、メモルの涙で死の淵から生還したというのに「別に助からなくてもよかったのに」とつぶやくマリエル。しかし、マリエルはメモルと触れるうちに生きる希望を取り戻してゆく。 健康を取り戻したマリエルは山荘を去り、メモルとも別れる。メモルはマリエルに会いたいという一心で、一人マリエルを追った。マリエルも学校を退学になりながら(結局は取り消される)メモルに届くようにと懸命にピアノを弾く。メモルはその音を頼りにマリエルの元にたどりつく。メモルもまたマリエルを求めているということを明確に示すエピソードである。 メモルの友達のリルル星人は皆男の子で、マリエルのボーイフレンドだったオスカーは結局、事故で記憶喪失になったグレイスを選んでマリエルの元から去ってしまう。シンシアはマリエルの数少ない味方になるが、マリエルは彼女には最後までメモルの正体を教えなかった。このように二人の仲を疎遠にさせかねない存在を遠ざけるような描写はあったが、二人の友情は揺るぎのないものだった。
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