メッセージ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/15 17:42 UTC 版)
Object Management Group は GIOP を以下の3つに分けて定義している: The Common Data Representation (CDR) - OMG IDL のデータ型を ORB 間などの低レベルな通信用表現にマッピングする規定 The Interoperable Object Reference (IOR) - リモートオブジェクトへの参照の形式を規定。IOR はタグ付きプロファイルと各種情報を運ぶコンポーネントから構成される。典型的な IOR には、プロトコルのバージョン、サーバのアドレス、リモートオブジェクトを識別するバイト列(オブジェクトキー)からなる。 The defined message formats - オブジェクト要求を行ったり、オブジェクト実装を確定したり、通信路を管理するなどの目的で、メッセージがエージェント間で交換される。メッセージには以下のようなものがある:Request - リモートメソッドの呼び出し Reply - Request への応答メッセージ。通常、リモートメソッドから返されるデータを含む。場合によっては、サーバ側へのリダイレクション指示や例外記述が含まれる。 CancelRequest - 前に送った Request をキャンセルする(Replyを待たないことの宣言)。 LocateRequest - そのサーバがあるリモートオブジェクトをサポートしているかを確認するメッセージ。サポートしていない場合は、そのオブジェクトへの要求を送るべきアドレスを尋ねる。 LocateReply - LocateRequest への応答メッセージ。場合によってはそのリモートオブジェクトの新たなアドレスが含まれる。 CloseConnection - サーバから送られ、今後応答しないことを示す。 MessageError - 不正なメッセージへの応答として送られる。外部へのエラー通知には使われない(その場合は管理サーバからのRequestに対するReplyでエラーを通知する)。 Fragment - 前のメッセージの続きを含むメッセージ。長いメッセージは分割して送られる。
※この「メッセージ型」の解説は、「GIOP」の解説の一部です。
「メッセージ型」を含む「GIOP」の記事については、「GIOP」の概要を参照ください。
- メッセージ型のページへのリンク