メタスX-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 08:04 UTC 版)
矢立文庫のWEB企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。 メタスの完成後、同機のさらなる発展性を探求するため、AE社ではいくつかのコンセプト・チームが用意されている。その1つが「大気圏内での制空性能をもつ可変MSの開発」というコンセプトをもつ本機である。 開発はキャリフォルニアベースでおこなわれ、元ハービック社のスタッフが多く参加している。MA形態が制空戦闘機そのままと言える形状となるのが特徴で、これにより高高度への到達、高速での飛行、飛行中の機動性の高さを獲得している。テール・スタビレーターはのちのΖプラスなどにも採用されている。また、マグネット・コーティングの採用により変形は0.5秒で完了する。 まずは可変機構をもたないMA形態の試作機が製作され、既存の戦闘機との模擬空中戦をクリアし、音速飛行も難なくこなしている。これを踏まえ、変形可能な試作機が開発されるが、「音速飛行中のMS形態への変形」の実験の際に空中分解を起こし、コックピット・ブロックが緊急射出されパイロットは無事であったものの、開発は中止される。しかし、それまでに得られたデータはΖプラスA1型の大気圏内での飛行性能向上に貢献している。 武装はMA形態の翼下への懸架式のものや、内装式のものが予定されていたが、実現前に開発が終了している。
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