ミノア文明、古代ギリシャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 06:58 UTC 版)
紀元前2200年頃からエーゲ海で栄えたミノア文明で、貿易船を守るため戦闘専門の軍艦で編成された世界初の海軍が作られた。ギリシャ人の使うガレー船はその後も地中海東部の軍船の主流となった。ガレー船には船首に小さい帆、中央に大きな帆が付いており、巡航時には帆を使い、戦闘時には帆をたたんで漕走した。細身で高速なガレー船は「長い船」と呼ばれ、連絡用や重要人物の輸送に使われたが、物資の輸送には速度は出ないが頑丈で容積のある「丸い船」と呼ばれる商用船を作り、用途に応じて使い分けをした。この種の船はローマ人にも利用され、マストを2本備えた船や、アンフォラを1万個運べる「一万船」と呼ばれる大型船も作られた。
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