ミニトマトとは? わかりやすく解説

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ミニ‐トマト


ミニトマト

Lycopersicum esculentum

Lycopersicum esculentum

アンデス地方原産の「トマト」を改良した品種群です。果実小粒液果で、糖度が高いのが特徴です。また高さも1.2メートルほどにしかなりません。わが国では、はじめ機内食用としてわずかにしか栽培されていませんでしたが、昭和50年代後半ごろから急速に拡大しました露地栽培での出荷期は7月から9月ごろです。別名で「プチトマト」とも呼ばれますが、どちらも和製英語です。
ナス科トマト属の一年草で、学名Lycopersicum esculentum。英名は Tomato

ミニトマト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 13:31 UTC 版)

トマト > ミニトマト
様々な種類のミニトマト。
房状に実ったミニトマト。

ミニトマトとは、10グラムから30グラム程度、直径 2 - 3 cm程度のトマトである[1][2]チェリートマトプチトマトとも呼ばれる[3]

定義・用語

トマトを大きさによって分類する場合、おおむね 100 g 以上のものを「大玉トマト」、100 - 30 g 程度のものを「中玉(ミディ)トマト」、30‐10 g 程度のものを「ミニトマト」と呼ぶ。さらに、ミニトマトのうち大きさが 1 cm 以下のものについては「マイクロトマト」と呼ぶこともある[1]。農薬登録の作物分類においては、直径が 3 cm より大きい種を「トマト」、3 cm 以下の種を「ミニトマト」と呼ぶ[4]

「チェリートマト」とも呼ぶ[4]。また、「プチトマト」とも呼称するが、これは昭和50年頃にタキイ種苗が、ベランダで家庭菜園を楽しめるように販売した種の名称である。同種は2007年に販売終了した。民間では名称の定着が見られるものの、政府機関やNHKなどでは総称としてはミニトマトが用いられる[5]

歴史

トマトの原産地は、南アメリカのアンデス地方である。栽培種トマトの原種とされる Solanum lycopersicum var. cerasiforme は、ミニトマト種であった[6]。中玉以上のトマトが作られるようになったのは、トマトが中南米からヨーロッパへ伝来した16世紀以降のことである[7]。日本では、昭和50年代(1975年‐1984年)の後半に果実が堅く、日持ち性と食味の優れた完熟系品種が登場して、ミニトマトが食用として定着した[8]

出典

  1. ^ a b トマトまるごと まるわかり!:農林水産省:農林水産省”. www.maff.go.jp. 2025年4月30日閲覧。
  2. ^ 塚越覚 『毎日かんさつ! ぐんぐんそだつ はじめてのやさいづくり ミニトマトをそだてよう』 p34
  3. ^ ABC朝日放送、 辻調理師専門学校 編集 『上沼恵美子のおしゃべりクッキング 料理百科』 p.162
  4. ^ a b 農薬の使用についての質問 - 独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)”. www.acis.famic.go.jp. 2025年5月2日閲覧。
  5. ^ なぜNHKでは「プチトマト」と言えないの? 登録商標じゃないのに使わない理由【記者の放送用語解説】(コティマム) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2025年4月30日閲覧。
  6. ^ 飯島, 陽子 (2013). “野生種トマト : その多様性と利用性(生物材料インデックス)”. 生物工学会誌 91 (11): 662–665. ISSN 0919-3758. https://cir.nii.ac.jp/crid/1520853832108244352. 
  7. ^ 野口種苗研究所 野口勲『野菜だより』2008/秋号/P94‐95
  8. ^ 農文協 『トマト大事典』 p194

関連項目


「ミニトマト」の例文・使い方・用例・文例

  • これは学校農園でとれたミニトマトです。
  • これは私が育てたミニトマトです。
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