ミズカビ類 saprolegnian
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 01:15 UTC 版)
「卵菌」の記事における「ミズカビ類 saprolegnian」の解説
最も簡単に観察できる卵菌は、ミズカビ類である。もしも金魚を飼っていれば、水底に沈んだ餌の残りや、産まれた卵が無精卵や発生異常などで死んだときなどに、その表面に綿毛のようなものが密生するのを見る機会があるであろう。実験的には淡水中にスルメのかけらや麻の種子をゆでたものを入れることで、たやすく観察できる。ただし、死んだものに着くものでも、時には弱った魚など生きている生物を攻撃して寄生する場合があり、養殖などに被害を与えることもある。 ミズカビ類の遊走子嚢形成に際して基質から水中に立ち上がる菌糸は基部の直径がしばしば10 μm以上と非常に太く、肉眼でその本数が数えられるほどで、長さも1 cm程度には軽く達する。菌糸先端が区切られて遊走子嚢となり、先端に開いた穴から遊走子が泳ぎだす。遊走子嚢内の遊走子の輪郭がはっきりしてから泳ぎ出すのに数十分程度なので、顕微鏡下で泳ぎ出すのを観察するのは簡単である。 Aphanomyces 属には水生種だけではなく陸上植物寄生種が記録されている。 AtkinsiellalesAtkinsiella Crypticola - ボウフラ寄生 フシミズカビ目 LeptomitalesApodachlyellaceae Ducellieriaceae Leptolegniellaceae Leptomitaceae ミズカビ目 Saprolegnialesミズカビ科 Saprolegniaceae Leptolegniaceae
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