マーケティングファネル
英語:marketing funnel
マーケティングの分野において、顧客および潜在顧客が商品の購買に至るまでの意識の流れを、AIDMA理論に基づいて漏斗(funnel)形に図式化したモデルのこと。
AIDMA理論では、顧客は商品に対して「Attention(注意)」→「Interest(関心)」→「Desire(欲求)」→「Memory(記憶)」→「Action(行動)」という段階を経て購入に至ると解釈される。各段階を経る中では購入を諦める脱落者が出るため、購入見込みの客の数はだんだんと絞り込まれてゆく。マーケティングファネルは、一般的に上から下へ向かって段階が進行する図として表現される。そのため漏斗型の図になるわけである。
マーケティングファネルの最初の段階を「TOFU」、半ばの段階を「MOFU」、最終段階を「BOFU」と呼ぶことがある。
パーチェスファネル
(マーケティングファネル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 07:35 UTC 版)
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パーチェスファネル(英: purchase funnel)とは、マーケティングの考え方の一種である。St Elmo Lewis のAIDAモデル(AIDMAモデル)の発展形で、消費者の購入までの意識の遷移を図化したもの。パーチェスの意味は「購入」で、ファネルの意味は「漏斗(じょうご)」。購買ファネル、セールスファネル、マーケティングファネル と呼ばれることもある。
AIDMAモデルでは購入までの流れは
- Attention - 注意
- Interest - 関心
- Desire - 欲求
- Memory - 記憶
- Action - 行動
と表されるが、注目をした中の一部が関心を持ち、関心を持った中の一部が欲求を持つというように上流から下流にかけて一般的に対象は減ってくる。
これを図化すると逆ピラミッド型になり、ファネル(漏斗)に見えるためパーチェスファネルと呼ばれる。
なお、このファネルの階層は諸説あるが、一例では
- Awareness - 認知
- Opinion - 好意
- Consideration - (購入)検討
- Preference - (購入意思が)優勢
- Purchase - 購入
となる。
この図の最上流の口を如何に広げるか、また、漏斗の幅を狭めている階層を改善することで購入にいたる対象が増えるという考え方である。
関連項目
- ファネル分析
- AIDMA
- マーケティングファネルのページへのリンク