マラーター同盟の勢力回復
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/01 21:08 UTC 版)
「マーダヴ・ラーオ」の記事における「マラーター同盟の勢力回復」の解説
1769年末以降、マーダヴ・ラーオはデリーに向けて5万人の兵をもって向かい、この遠征にはシンディア家の当主マハーダージー・シンディアも途中から加わった。約一年間を通して行われたこの遠征で、北インド一帯のアフガン勢力に攻撃が行われ、その制圧に成功した。 この遠征の結果、1771年にマハーダージー・シンディアはデリーを占拠することができ、翌1772年にはムガル帝国の皇帝シャー・アーラム2世をデリーに迎え入れた。 このほかにも、シンディア家やホールカル家と協力し、ラージプート諸王国やバーラトプル王国といったジャート勢力、アフガン系ローヒラー族さえも破った。 マーダヴ・ラーオはマラーター王国最後の偉大な宰相であった。彼はその若さにもかかわらず、父や祖父と同じように各地を破り、パーニーパットの敗戦による影響にも負けずに同盟の勢力を回復した。
※この「マラーター同盟の勢力回復」の解説は、「マーダヴ・ラーオ」の解説の一部です。
「マラーター同盟の勢力回復」を含む「マーダヴ・ラーオ」の記事については、「マーダヴ・ラーオ」の概要を参照ください。
- マラーター同盟の勢力回復のページへのリンク