マラーター同盟の分裂と宰相府の内乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/01 21:08 UTC 版)
「マーダヴ・ラーオ」の記事における「マラーター同盟の分裂と宰相府の内乱」の解説
パーニーパットの敗戦により、マラーター同盟の結束は崩壊し、分裂状態に追いやられた。マラーター諸侯(サルダール)は事実上同盟から独立し、マラーター王国のほかに、グワーリオールのシンディア家、インドールのホールカル家、バローダのガーイクワード家、ナーグプルのボーンスレー家という4つの勢力が割拠するところとなった。 そのうえ、前宰相バーラージー・バージー・ラーオの弟ラグナート・ラーオが宰相位の継承権を主張し、宰相府は混乱した。宰相マーダヴ・ラーオとラグナート・ラーオの不和は続き、1762年8月22日にラグナート・ラーオがプネーからヴァドガーオンに去り、内乱がはじまった。 ラグナート・ラーオはニザーム王国から援助を受けていたが、マーダヴ・ラーオはこの内乱における戦いに勝利し、同年11月12日にラグナート・ラーオは降伏した。
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