マドックス (DD-622)とは? わかりやすく解説

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マドックス (DD-622)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 01:24 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1942年5月7日
進水 1942年9月15日
就役 1942年10月31日
退役
その後 1943年7月10日に戦没
除籍 1943年8月19日
性能諸元
排水量 1,630トン
全長 348 ft 3 in (106.1 m)
全幅 36 ft 1 in (11.0 m)
吃水 11 ft 10 in (3.6 m)
機関 ボイラー4缶、50,000shp (37 MW)
2軸推進
速力 37.4ノット (69 km/h)
乗員 士官16名、兵員260名
兵装 単装5インチ砲 4基
12.7mm機銃 6挺
ボフォース連装40mm機関砲 2基
エリコン単装20mm機関砲 5門
5連装21インチ魚雷発射管 1基
爆雷投射機 6基
爆雷軌条 2軌

マドックス (USS Maddox, DD-622) は、アメリカ海軍駆逐艦グリーブス級。艦名はウィリアム・A・T・マドックス大佐に因む。その名を持つ艦としては2隻目。

艦歴

マドックスは1942年5月7日にニュージャージー州カーニーフェデラル・シップビルディング・アンド・ドライドック社で起工した。1942年9月15日にエレン=ヴェニータ・ブラウニング・ウィルホルト・ゲイ(マドックス大佐の曾孫)によって命名、進水し、1942年10月31日に艦長ユージーン・S・サースフィールド少佐の指揮下就役した。

整調後マドックスは1943年1月2日にニューヨークを出航し、バージニア州ノーフォークで船団護衛任務に就く。2度の船団護衛任務後、テキサス州ガルベストンおよびアルバの石油センターとノーフォーク間を航行する艦隊給油艦を護衛し、続いてニューヨーク、ノーフォークから北アフリカに向かう大西洋横断船団の護衛に従事する。

1943年6月8日、マドックスはアルジェリアオランに向けてノーフォークを出航した。マドックスは第81任務部隊の1隻としてハスキー作戦に参加する。部隊は7月10日に上陸し、マドックスは沿岸から16マイルの海域で対潜哨戒を担当した。単艦で航行中にドイツ急降下爆撃機によって攻撃を受ける。1発の爆弾が後部弾薬庫で爆発、マドックスは転覆し2分で沈んだ。サースフィールド少佐は艦の放棄を命じ、その英雄的行動により死後に海軍十字章を授与された。彼の行動によって乗組員の74名が救われることとなった。

マドックスは1943年8月19日に除籍された。

マドックスは第二次世界大戦の戦功で2個の従軍星章を受章した。

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